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ちゃんと洗ったの?(クリーニング裏話)

2008/06/23

お客様からお預かりしたお布団には、どのお客様の物か分かるように、「タック」という物をつけます。
これはお客様からお預かりしたお布団一枚一枚に必ずつけます。
布団のみならず、クリーニング業界では常識の商品管理の札なのです。普通は当社にて取り付けるのですが、管理の問題で取次店様に取り付けをお願いしる場合もあります。
先日このタックをめぐって、私どもの布団の丸洗いを取次ぎしていただいている寝具店さんでの出来事を紹介します。
寝具店の店員さんにこんな事を言われました。
「クリーニングをお願いした布団、ちゃんと洗ってらっしゃいますか?」
私は一瞬ビックリしました。
そしてすぐ、そう思われた理由を聞いてみました。
すると店員の方は、洗いあがった布団に、洗う前に店員さん本人がつけたタックが、そっくりそのまま残っている、とおっしゃったのです。
どうやらタックはクリーニングの際、外すものなのだと思ってらっしゃったみたいです。
ですが、このタックという物は途中で外す事はまずありません。
どなたのかわからなくなると非常に困りますし、まず外す必要がないのです。
そしてこのタックはクリーニング専用の物なので、水にも洗剤にも負けない強い紙でできておりますが、それも多分誤解を招く原因だったのかも知れません。
丸洗いした割に、紙で出来ているタックはそのまんま、ですからね(笑)
その店員さんに、その旨をお伝えするとちゃんと理解していただけました。
それにしても私たちにとっては常識のものが、他の方はそう思わないのだな、と非常に勉強になりました。
ちなみにこのタック、一般的なものは、店舗名と数字の組み合わせが始めから印刷されたものを使用されていますが、私たちの会社では全部手書きでお客様のお名前を書いたものを使用しています。
非常に手間がかかるのですが、こうする事により、布団を単なる「洗濯物」としてではなく、お客様の大事な所有物だと言う事をしっかり認識しようという、会社創業時からの社長のアイデアなのです。
そうした意識を常にもち日々のクリーニングに取り組んでいるのです。
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