カビとクリーニングの豆知識

ダニってどんな生物なのですか?

丸い体に八本の足がついた体長1ミリ以下の肉眼では見つけ難い生き物で、「コナダニ」「チリダニ」「ツメダニ」等 種類も多く、昔から街のダニなどと嫌われ者の代名詞にも使われています。 

イエダニイエダニイエダニ

ダニは昔からいるのになぜ最近になって問題になっているのですか?

昔の日本の家は隙間が多く、寒冷期にかなりのダニが死滅していたのですが、アルミサッシと暖房の普及でそれが少なくなり、年中増え続けているためです。

さらに昔はどこの家でも毎年大掃除をして、畳は外に出して乾燥し、ふとんは打ち直しをして側生地を洗うなど手入れをしていました。 しかし近年そういった風習が廃れてしまい、畳も布団も使いっぱなしになっていることも大きな原因だと言われています。

布団にもダニはいるのですか?

布団と畳みはダニの温床といわれ、一年使ったふとんのダニ数は100万匹以上とも云われています。

ダニの被害って具体的にどのようなものがあるのですか?

ダニの死骸や糞が呼吸器に入り、気管支喘息、鼻炎、アトピー性皮膚炎、各種アレルギーなどの原因となり、 特にアトピーの87%はダニが原因といわれています。ダニに刺されると痒みがでたり、湿疹の原因になります。

ダニは人を刺すのですか?

人を刺すダニと刺さないダニがいます。数多くいるのはコナダニやヒョウヒダニと呼ばれるもので、これらは人を刺しません。 人を刺すのはツメダニと呼ばれるもので、コナダニやヒョウヒダニが100万匹いるとそれを餌にして生息する大型のツメダニが8匹の割合で発生するといわれ、このツメダニが人を刺します

天日やふとん乾燥機ではダニは殺せないのですか?

ふとん表面のダニは殺すことができますが、ほとんどは中の綿に潜り込んでしまうため大部分は殺すことが難しいようです。 家庭用ふとん乾燥機で1週間に1回6時間の乾燥を4回(4週)行った結果、20%〜30%減少したとのデータがあります。 さらにダニは生体よりも屍骸や糞が問題になるため、乾燥機をかけたあとはしっかりと掃除機をかけて屍骸や糞を取り除くことが肝要です。

ダニの被害を防ぐにはどうしたらいいのですか?

何といっても日頃からしっかり乾燥をすることが一番です。
ダニは死骸や糞が害になるので、あまり叩かずこまめに掃除機を掛けましょう。
一番理想的なのは丸洗いをすることです。
丸洗いをすることでダニを殺すだけでなく、死骸や糞などアレルゲンの90%以上を洗い流してしまいますので理想的なダニの対策法です。 もちろんダニだけでなく各種の細菌・雑菌も殺菌しますので、さらに理想的なメンテナンスではないでしょうか。

参考文献 厚生省生活衛生局監修 「旅館業における衛生等の管理」
東京都立衛星研究所 吉川 翠著 「家のカビとダニ」

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